「英語の『読み』『書き』は一人でも学べるけど、『聞く』『話す』は一人じゃ無理!
でも、英話スクールに通うのはちょっと・・・」
そう思っている人は少なくないのではないでしょうか。
実は、一人でも『聞く・話す』のスキルアップは可能なのです!
今から英語習得を目指す方も、今の英語力をブラッシュアップさせたい方も、
この方法を実践するに当たって必要なのは、興味とモチベーションだけです!
そして中学校で学んだ基礎的な文法の知識が何となく残ってさえいれば、
あなたはもう準備万端です!
それでは具体的に『聞く・話す』英語力をアップさせる4つの方法をご紹介します。
シャドーイング (流暢さ・口の筋肉を英語用に鍛える・聞く)
2~3往復程度の簡単な英会話が100例ほど載っている本(CD又は音声DL付)を1冊だけ用意し、
音声に合わせて同じスピードで、同じように発音できるまで、何度も繰り返し声に出して読みます。
ポイントとしては、とにかく文法など細かい事はあえて一切考えずに、
状況をイメージしながら、気楽に楽しんで読み続けることです。
このトレーニングを続けることで、自分の声が耳から入り、自然な英語の流れが脳にインプットされるので、とっさの時に言葉が口をついて出るようになります。
お気に入りの海外ドラマや映画を繰り返し観る (聞く・シーンに合った話し方/言葉の選び方/語調を知る)
あなたが何度観ても飽きない映画やドラマを、字幕なしで繰り返し観る・聞き流しをします。
実に簡単な方法です。何か作業をしながらでもOKです。
英語はコミュニケーションのツールである以上、当然、状況や感情によって使う言葉や発音の仕方は変わってくるので、言語を音として耳に入れる事は聞く力の習得には欠かせません。
映画やドラマだけではなく、Youtubeなどを活用するのもよいでしょう。
先入観を捨て去り、耳を開放して非言語を含む音全体をリラックスして聞いてみましょう。
ただし微妙なセリフを真似る時は、周りに人がいない事を確認しましょう!
一人プレゼンテーション/スピーチ (話す・伝えたいことを表現する力・聞く・インプット/アウトプット)
ここではテーマを決めて、プレゼンテーション、又はスピーチをします。
難しく考えることはありません。
テーマは自分の得意な分野から始めるのがよいでしょう。
それを全く知らない人に紹介(説明)する、という設定です!
早速、コーヒーについて自分が知っていることを英語で簡単に説明してみましょう!
どうでしょう?
知らない単語や言い回しが驚くほど沢山出てきませんでしたか?
知らない単語や言い回しが出てきたら、調べながら一通りのプレゼンテーションを完成させます。
ここでのポイントは、絶対に書き留めないことです。
あくまで何度も繰り返し話しながら覚えていきます。
最後は、本番の一人プレゼンテーションを実行します。
実際に人に聞いてもらってもいいですし、録音してみてもよいでしょう。
身の回りのものクイズ!(語彙力・視覚と言葉を結びつける)
英語で話すことに慣れてきても、意外と身の回りの簡単な言葉に詰まってしまうことがあります。
そこで、日常生活の中で見たものを全て頭の中で英語クイズにしてしまいます!
見たものだけでなく、動作や、感想なども英語にできるか自分を試します。
通勤・通学中の時間などを利用するものよいかもしれません。
英語で言い表せない単語や言い回しがあればメモし、なるべく時間をあけずに調べます。
ここでのポイントは、視覚と言葉を結びつけ、現実的で実用的な用語や表現をインプットすることです。
今回ご紹介した4つの方法は、並行して実行していくのが最も効果的ですが、
最も大切なポイントは、無理なく、楽しんで実践することです!
自分がより楽しめるように、少しアレンジを加えてみても良いかもしれません。
最後に、私個人の考えではありますが、英語の習得を目指す時、
前後の脈絡のない単語ををひたすらノートに書いて暗記したり、
英文を数学のようにノートの上で因数分解する方法はお勧めできません。
この方法は苦痛を伴う(?)割には実りが少なく、非常に記憶に残りにくいからです。
もしあなたの望む能力が「読み書き」限定であるならば、
ノート軍団の仲間入りはそれなりに効果があるかもしれません。
しかし、自身の経験からも言えることは、最終的に必要不可欠な語彙や文法は
上記の4つの方法でほぼカバーされてしまうということです。
さらに実はこの方法にはすでに「書く」能力もカバーされているのです。
例えば3の方法でスピーチはもう頭に入ってしまっているのです。
後で文字に起こすことは至って簡単です。
最後に「読む」スキルについては、興味のある記事や洋書をひたすら読むことが最も近道です。
幸運なことに、現代のネット時代においては、材料はいつでも好きなだけ手に入ります。
あなたが英語スキルそのものを底上げしたいと考えるならば、
一人ででもとにかくまず『話す』ことから始めるのをお勧めします。